胃瘻から食事へ

Aさんは平成27年に入居されましたが、そのときすでに胃瘻の状態でした。胃瘻とは、老化などの影響で呑み込み(嚥下)が悪く、食事は口からとれず、直接胃に栄養を届ける方法です。喉を通さないので、味を感じることはありません。

Aさんは、多少意志表示ができ、口から食べたいとのこと。ご家族も食事をとることを望まれました。そこで、私たちは、口から食事ができるように支援し始めました。

1日1回のペースト食のおやつを食べることから開始し、ゆっくりとしたペースで始めました。多職種と連携し、食事形態の検討を重ねました。結果、3か月がたった今では、スプーンを使用して食事され、米飯など3食すべての食事を楽しんでいただくことができるようになりました。私たちにとっても成果が表れた驚きの回復でした。